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コロナ禍で土産物通販やガレージセール 廃棄防止で詰め合わせ販売



  • 返品の増加を受けて土産物の卸売り事業者が始めた「ガレージセール」=飛騨市神岡町東雲、なかたに 
  • コロナ禍で行き場を失った飛騨地域の土産物を詰め合わせた「飛騨のたから箱」=飛騨市古川町幸栄町、ヒダカラ 

 新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言の発令で観光客が減少している岐阜県の飛騨地域で、多くの土産物が行き場を失っている。卸売業者は倉庫で割引販売を始めたほか、通販業者は土産物の詰め合わせをインターネットで販売するなど、廃棄を防ぐ工夫を続けている。

 飛騨市神岡町東雲の卸売業「なかたに」は20日、同社で土産物のガレージセールを始めた。同市と高山市の売店など約40事業者に麺類やまんじゅう、せんべいなどの土産物を卸しているが、宣言の発令後、さばききれないほど在庫が急増した。特に賞味期限切れが近い約30種の土産物を、地元客向けに定価より割り引いて売ることにした。

 同セールは、23日までの午前10時から午後2時まで開いている。

 中谷文昭社長(52)は「国の観光支援事業『Go To トラベル』の需要で増やした土産物が事業の停止によって売れなくなり、今にも賞味期限を迎えつつある。苦肉の策だが、捨ててしまうくらいなら安くても販売したい」と話した。

 こうした需要の減少に苦しむメーカーを助けようと、同市古川町幸栄町の通販業「ヒダカラ」は、返品などで戻ってきた土産物の詰め合わせ「飛騨のたから箱」をインターネットで販売している。飛騨地域の事業者から買い取った土産物を詰め合わせ、観光パンフレットを入れて届ける。賞味期限が残り約2週間に迫った物を対象に土産物を募っている。

 「旅行気分が味わえる」などと人気を博し、発売した昨年5月には1200箱を売り上げた。今月に入って在庫と販売数がともに急増し、15日には累計2700箱を超えたという。

 飛騨のたから箱は、同社の通販サイト「ヒダカラ商店」で販売している。サイズは3種類で、価格は2160円(税込み)から。

カテゴリ: グルメ 新型コロナウイルス 経済