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江崎さん「応えられず」知名度不足、岐阜県知事選終盤まで響く



 新型コロナウイルスの新たな対策や岐阜県政の刷新を訴えた無所属新人で元内閣府官房審議官の江崎禎英(よしひで)さん(56)。現職の古田肇さんと保守分裂の激戦を繰り広げたが及ばず、現職の当選確実が報じられた午後10時25分ごろ、岐阜市内の選挙事務所に姿を見せ、集まった支持者に「皆さまからの支援に応えられず、不徳の致すところ」と頭を深く下げた。

 知名度不足が選挙戦の終盤まで響いた。猫田孝県議らが昨夏以降、事実上の擁立準備を進めてきたが、出馬表明は昨年11月22日。投開票日までわずか2カ月と大きく出遅れた。その後は個人演説会や街頭演説を地道に行い、着実に支持を広げたが、緊急事態宣言下で大規模な集会を開けず思うように浸透しなかった。劣勢が伝えられた終盤以降は電話作戦を展開したが、情勢を大きく変えるには至らなかった。

 また、過去最多に並ぶ4人が出馬し、現職の批判票が他候補と割れたことも響いた。選挙期間中に打ち出した新たなコロナ対策も、国内で一定の評価を受ける現職との差をつけられず、浮動票の取り込みは限定的だった。

 事務所内にため息が広がる中、姿を見せた江崎さんは「たくさんの思いや支援を頂いたことに感謝します。今回の結果は誠に申し訳ございません」と敗戦の弁を述べた。今後については「皆さまからの思いにどう応えていくか、これから考えていきたい」と語った。猫田県議は「17日間にわたり支援を頂いたが、選対幹部の力不足でこのような結果になり申し訳ない」と悔やんだ。

 県選出の自民党所属国会議員で唯一、江崎さんを支持した大野泰正参院議員(岐阜選挙区)も「本当に力足らずで申し訳ございません。これからもみんなで元気な岐阜県をつくる努力をしていこう」と語った。

カテゴリ: 動画 知事選