イチゴを食べ比べ 山県市に観光農園「みとか」14日オープン
岐阜県内最大級の規模となる体験農園「みとか」(山県市小倉)が14日にオープンする。休耕田を活用した約3・5ヘクタールと広大な敷地では、イチゴなどの収穫を体験できるほか、併設するカフェ・直売所では、フルーツサンドなどを味わえる上、新鮮な果物も購入できる。12日に関係者向け内覧会が行われた。
農園は、大日コンサルタント(岐阜市)と西濃建設(揖斐郡揖斐川町)、山県市内でイチゴ農園を運営する大雅(同市)が出資して2019年に設立したアトレファームジャパンが運営。出資した3社と山県市は官民連携協定を結び、市が地権者との合意形成などで協力し、昨年3月に着工した。
2棟のハウス(計約6600平方メートル)では、4種類のイチゴが栽培され、今季は5月末までイチゴ摘み体験ができる。来年にはブルーベリーとサツマイモ、24年には高級ブドウの収穫体験が始まる予定。
総事業費は約5億円で、24年に年間5万人の来場者を目指す。宮之上昭彦社長は「地域活性化につながる新たな拠点にしたい」と意気込みを語った。
収穫体験は、ホームページや電話などで予約を受け付けている。
問い合わせは同農園、電話0581(78)5556。