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「大坂なおみびな」躍動 新作の土人形展示



伝統を受け継ぎ、土びなづくりを楽しむ愛好者が新作を並べた会場=瑞浪市上平町、市産業振興センター
伝統を受け継ぎ、土びなづくりを楽しむ愛好者が新作を並べた会場=瑞浪市上平町、市産業振興センター

 岐阜県瑞浪市で明治から昭和初期にかけて盛んに作られた土人形(土びな)の伝統を踏まえた「おひなの会」の土人形展が3月7日まで、同市上平町の市産業振興センターで開かれている。内裏びなをはじめ、歌舞伎やおとぎ話の登場人物、縁起物をかたどった色鮮やかな新作約60点が並んでいる。

 市陶磁資料館には、市原地区で3代にわたって土人形を制作してきた後藤家から石こう型が寄贈されている。技術を伝承しようと市窯業技術研究所が講座を開いたのをきっかけに、受講生らが2014年におひなの会を結成。創作を楽しんでいる。

 今回は代表の小栗寿賀子さん(60)=同市上平町=ら6人が、素焼きにアクリル絵の具で華やかに彩色した作品を並べた。昨年復元した武智光秀(明智光秀)の息子十次郎とそのいいなずけ初菊は、かぶとなど小道具とともに表現。きりりとした顔の表情や、着物の柄と細部まで丁寧に仕上げている。テニスの大坂なおみ選手の躍動する姿を新たに型を起こして作った現代びなもある。

 小栗代表は「東濃地域では昭和半ばごろまで、節句にたくさんの土人形を飾って祝ってきた。その気持ちに思いをはせてもらえれば」と話している。

カテゴリ: おでかけ くらし・文化 写真ニュース