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アウトドア家具開発に飛騨市の広葉樹材活用 BBQで試作品披露、好評



  • 「飛騨の森でクマは踊る」が広葉樹材で開発を進めるアウトドア家具=高山市国府町宇津江 
  • 木に食材をのせて蒸し焼きにするプランクグリル 

 広葉樹材を使ったこれまでにないアウトドア家具を開発する取り組みが、豊富な広葉樹林を有する岐阜県飛騨市で進められている。アウトドア好きの人を招いた試作品の披露会が21日、高山市国府町宇津江の農地で開かれ、参加者が広葉樹に囲まれてバーベキューを楽しんだ。

 開発に取り組んでいるのは、飛騨市古川町弐之町に本社を置く第三セクター「飛騨の森でクマは踊る(ヒダクマ)」。2018年10月、同市と北海道中川町の間で森林関係者らの連携を強める「姉妹森協定」が交わされたことがきっかけで、北海道産の材を使った製品の研究を進めている。

 ヒダクマは、いずれも動物をモチーフにした4種のアウトドア家具を仕上げた。

 ミズナラの台座にクッションを乗せた「ツキノワグマ」と「ヒグマ」は、屋外でも軟らかい座り心地を楽しめる。ブナ材を曲げて作った「乳牛」と「飛騨牛」は、牛の背中のような丸みが特徴。キャンプに欠かせないまきなどを収納でき、いすとしても使える。

 県内外の18人を披露会に招き、試作品に対する意見を聞いた。参加者は「おしゃれにキャンプを楽しみたい人に好まれるのでは」「雪の上でも座れるのは面白い」などと話した。この日は他に、水を含ませた木に食材をのせて蒸し焼きにする調理法「プランクグリル」の実演もあり、参加者が木の香りが漂う食事を楽しんだ。

 アウトドア用品の開発に当たる同社の浅岡秀亮さん(30)は「愛好家の意見はとても参考になった。北海道の材と飛騨の技術を組み合わせた家具の開発を進めたい」と話した。

カテゴリ: おでかけ くらし・文化 社会