岐阜新聞Web

  • 美濃
  • 飛騨
  • 美濃
  • 飛騨


いじめ防止対策の連携強化 6市町教育長が覚書を締結



 岐阜市立中学校3年の男子生徒=当時(14)=が2019年7月、いじめを苦に自殺した問題で、同市の再発防止の取り組みを共有して子どもたちを守ろうと、岐阜圏域6市町の教育長5人が2日、連携強化に向けた覚書を締結した。

 問題を巡っては、同年12月に第三者組織の同市教育委員会いじめ問題対策委員会が調査報告書で、教育現場の態勢や対応の不十分さを指摘。市はいじめに対応する担当教員「いじめ対策監」を配置したほか、市の教育施策の方向性を示す「市教育大綱」を改定し、「生命の尊厳を理解」などの新しい基本方針に基づいて授業内容を見直すといった再発防止策を講じてきた。

 覚書を交わしたのは、同市と羽島市、山県市、羽島郡二町、本巣郡北方町の各教育長。広域連携で当事者意識を広げようと、各市町立学校にいじめ対応担当の教員を置くほか、教委事務局職員や校長らが岐阜市のいじめ対策監の研修に参加するなど具体的な取り組みを明記した。趣旨に賛同する市町村があれば、今後も順次、覚書を交わす方針。

 岐阜市教委の早川三根夫教育長は「大きな犠牲を払って得た重い教訓を広め、二度と同じ思いをする人がいないようにすることがわれわれの責務」と述べた。羽島市教委の森嘉長教育長は「他市町と協働して、子どもや保護者の安心につなげたい」と話した。

カテゴリ: 動画 政治・行政 教育