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避難所53カ所の混雑、ネットでひと目 岐阜県初、下呂市がシステム導入



テレビ会議で協定を締結した山内登市長(左)と河野剛進社長=下呂市役所
テレビ会議で協定を締結した山内登市長(左)と河野剛進社長=下呂市役所

 岐阜県下呂市は4日、災害時の避難所の混雑状況をインターネットで見ることができるシステムを提供するバカン(東京都)と、情報配信に関する協定を結んだ。同システムの導入は県内初。新型コロナウイルス感染防止のため避難所の定員が減る中、住民の適切な避難につなげる。

 協定の締結式は市役所と同社をテレビ会議システムで結んで行われた。市では昨年の7月豪雨の際、人口の多い地域で避難者が1カ所に集中し、別の避難所に移る事例があった。そこで市が住民への情報提供の手段を検討し、同システムの導入となった。

 同社は商業施設の混雑状況を自動検知しての情報配信などを手掛けるITベンチャー。避難所の混雑状況については、停電や被災で検知装置が動かないことが想定されるため、パソコンやスマートフォンで入力する。市は指定避難所53カ所で、運営に当たる職員が随時入力する。情報はウェブの地図上に表示され、避難所の場所とリアルタイムの混雑状況が一目で分かる。導入は全国62番目、東海3県では三重県四日市市に続いての導入。

 河野剛進社長は「われわれのサービスを通じ貢献できればうれしい」、山内登市長は「市民に周知し、有効活用したい」と話した。

カテゴリ: 政治・行政 科学