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歓送迎会や花見回避を要請 岐阜県が今後1カ月の緊急対策



 岐阜県は5日、春の行事や行楽を控え、今後1カ月を見据えた新型コロナウイルス感染症の緊急対策を発表した。当初の予定通り、7日までに飲食店に要請している営業時間の短縮は終了する一方で、古田肇知事は「第3波を終息させ、再拡大を何とか阻止したい」として、感染リスクの高い歓送迎会や花見の宴会の回避、卒業旅行の自粛などを求めた。

 国の緊急事態宣言が解除され、新規感染者数は5日までに4日連続で1桁台を推移。病床使用率は4日時点で17・3%で、国の基準で下から2番目のステージ2「20%未満」を下回っている。

 5日に開いた記者会見で、古田知事は冒頭に「岐阜県は99%を超える時短の実行率で、非常に努力していただいた。大変ありがたく、2月に入って飲食関係のクラスター(感染者集団)も発生しておらず、十分効果があった」と県民や事業者に感謝を述べた。

 昨年の第1波では「年度末・年度始め」、第2波は「夏休み」、第3波は「年末年始」と、人の動きが活発となる時期に感染が拡大した経緯に触れ、「昨年と同じ轍(てつ)を踏みたくない。第3波はまだ終わっておらず、まだまだ手綱を緩めるわけにはいかない」として、今月8日から4月上旬までを期間とした緊急対策を発表した。

 緊急対策では、感染リスクが高い春の行事の回避や、卒業旅行の自粛を求めた。飲食店での感染防止対策の徹底や、イベントの開催制限は継続する。一方、変異株を確認するために検査の頻度を上げるほか、現在の1297床(医療機関694床、宿泊療養施設603床)を、今後1500床へと増床する。ワクチンの新たな接種・供給スケジュールも示された。

 古田知事は「感染者を限りなくゼロとするのが目標」とし、緊急対策の実施2週間をめどに中間評価を行い、感染状況がステージ3相当となった場合に速やかに対策を見直す方針も述べた。

カテゴリ: 政治・行政 新型コロナウイルス