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19世紀パリにタイムスリップ「ロートレックとその時代」展 柱や地図のディスプレー好評



エッフェル塔や凱旋門が描かれた19世紀末パリの地図の壁が設けられた展覧会場=岐阜市宇佐、県美術館
エッフェル塔や凱旋門が描かれた19世紀末パリの地図の壁が設けられた展覧会場=岐阜市宇佐、県美術館

 「19世紀末のパリの雰囲気が味わえる展覧会」―。岐阜県美術館(岐阜市宇佐)で開催中の「1894Visions ロートレックとその時代」展(県美術館、岐阜新聞社 岐阜放送主催)では、当時のパリの地図が一面に広がる壁や、掲示板の役割を果たした柱に作品が掛けられるなど、街に入り込んだかのようなディスプレーが好評を博している。

 展覧会は3章構成で、"パリの街ディスプレー"なのは、トゥールーズ=ロートレックのリトグラフ(石版画)ポスター作品が並ぶ第2章。地図が貼られた壁は高さ約4メートル、幅約21メートル。凱旋(がいせん)門や完成したばかりのエッフェル塔などが描かれている。また当時はポスターを掲示するための柱が街中にあったことから、実際に柱を3本建てて状況を再現。作品の世界に没入できるようにした。

 ディスプレーを担当したのは、同館学芸員の廣江泰孝さんと松岡未紗さん。企画段階で新型コロナウイルス感染が拡大し「展覧会構成に大きな影響を与えた」と廣江さん。「美術館に行けるという『日常』の大切さをかみしめつつ、19世紀末のパリにタイムスリップできるという『非日常』も楽しんでもらいたい」と説明した。松岡さんは「来館者から『かつて訪れたフランスを思い出した』と声を掛けてもらった」と反響を喜ぶ。

 展覧会は14日まで。月曜日休館。

カテゴリ: おでかけ くらし・文化