岐阜新聞Web

  • 美濃
  • 飛騨
  • 美濃
  • 飛騨


国内最古の近代つり橋「美濃橋」修復完了 市民ら渡り初め



  • 修復された国指定重要文化財の美濃橋を渡り初めする人たち=9日午前11時15分、美濃市内 
  • 修復され、渡り初めが行われた国指定重要文化財の美濃橋=9日午前11時21分、美濃市港町、河鹿荘から望む 

 現存する国内最古の近代つり橋で、岐阜県美濃市の長良川に架かる「美濃橋」(国指定重要文化財)の修復工事が完了し、9日に現地で竣工式が行われた。市民らが渡り初めをして完成を祝った。

 橋は長さ113メートル、幅3・1メートル。1916(大正5)年に竣工(しゅんこう)し、今年8月で完成から105年を迎える。かつて、美濃和紙生産が盛んな同市牧谷地区と和紙問屋のある市街地を結ぶ唯一の橋として地域の発展を支えた。点検で鋼材や床面の腐食などが見つかったため、市が文化財保存のため修復工事を実施した。

 修復工事の総事業は約7億円。主塔の耐震補強やケーブルを固定する部位の補強などを行った。夜間の通行人の安全確保のため新たに照明も設置した。設計から完成までに9年かかり、このうち工事に5年を要した。

 式典で武藤鉄弘市長は「美濃のシンボルである重要な橋。修復を終えて大変感慨深い」とあいさつした。この日は、3~96歳の市民21人が渡り初めを行った。橋のたもとに住む男性(96)=同市港町=は「美濃橋は日本を代表する橋。きれいに生まれ変わりうれしい」と話した。

カテゴリ: くらし・文化 写真ニュース