岐阜新聞Web

  • 美濃
  • 飛騨
  • 美濃
  • 飛騨


砂防工事用ディーゼル機関車 下呂市で観光活用へ



 岐阜県下呂市小坂町の住民らでつくる小坂森林鉄道研究会は、国交省立山砂防事務所(富山県立山町)から5トンディーゼル機関車1両と1トン運搬車1両を譲り受け、24日に小坂町落合の温泉施設「ひめしゃがの湯」駐車場に運び込んだ。

 同事務所は、立山から富山湾に流れる常願寺川で砂防事業を行っており、資材運搬に軌道を使っている。機関車は長さ約3・5メートル。1995年に導入し、昨年秋に自治体向けに譲渡の希望を募り、同会は下呂市を通じ応募した。

 同会は小坂町で木材運搬に活躍した小坂森林鉄道の姿を伝えようと活動。御嶽山に路線網があった長野県木曽地域の森林鉄道で使われていた車両を保存している。昨年秋には1957年製造の5トンディーゼル機関車を温泉施設の敷地内を走行できる状態にして、今も会員らが順次塗装などの整備を進めている。しかし、古い車両で故障の恐れが付きまとうため、同サイズの動く機関車を確保しようと手を上げた。川井廣義会長(72)は「活動を通じ、小坂の滝めぐりや温泉などとも組み合わせた観光振興につなげたい」と話す。

 今後、森林鉄道の機関車を動かす線路を敷地内で約50メートル延長する計画。森林鉄道の線路幅は762ミリ、立山砂防事務所の軌道の線路幅は610ミリと異なることから、一部で3本のレールを敷き、両方の機関車が走れるようにしたい考え。

カテゴリ: くらし・文化 動画