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鉄道駅がない山県市、IC&バスターミナルで利便性向上 



開通した東海環状自動車道山県インターチェンジに合わせて整備が進むバスターミナル=山県市東深瀬
開通した東海環状自動車道山県インターチェンジに合わせて整備が進むバスターミナル=山県市東深瀬

 岐阜県内の市で唯一鉄道駅がない山県市。2020年3月に開通した東海環状自動車道山県インターチェンジ(IC)の近くに6月、バスターミナルがオープンする。21年度は、ICとバスターミナルという玄関口を生かしたまちづくりを本格化させる。

 バスターミナルは16年から整備を進め、総事業費は約9億円を見込む。面積約4500平方メートルで、岐阜乗合自動車(岐阜バス)の路線バスや市の自主運行バスが乗り入れる交通の結節点となる。

 バスターミナルや隣接地には、JAぎふの飲食物販施設が進出するほか、岐阜バスの営業所も移設される。自家用車などからバスに乗り換えて移動できるよう、同自動車道の高架下に54台分の無料駐車場も整備した。JR岐阜駅や名鉄岐阜駅へのアクセスの向上など市民生活の利便性を高め、定住人口の増加を期待する。

 21年度当初予算には、公共交通運行事業費として1億4449万円を計上。美山地域や岐阜大病院(岐阜市)とバスターミナルを結ぶ路線、さらにバスターミナルを経由し高富地域などの市街地を巡回する路線などを新たに運行する。

 ターミナルの運営管理費615万円、整備に伴う岐阜バスへの資金貸し付け金事業2億4056万円も盛り込んだ。

 ICの開通で観光客誘致を図る。ターミナルの待合所にデジタルサイネージ(電子看板)を設置し、市の観光情報などを発信する。

 林宏優市長は「バスターミナルの完成で利便性向上や公共交通の利用拡大につながる。今後も玄関口を生かしたまちづくりを進めたい」と意気込む。

カテゴリ: くらし・文化 政治・行政