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「キヨスク」土産物の岐阜県人気ランキング 「岐阜タンメン」「鮎菓子」でも1位は愛知銘菓



  • 県内のキヨスクで最も売り上げの多いJR岐阜駅2階コンコースの「ベルマートキヨスク岐阜中央」 
  • 土産物向けご当地商品の上位5品(今年2月の月間ランキング・県内のキヨスク全店総計) 

 JRの駅にある売店「キヨスク」。岐阜県内には、東海道新幹線の岐阜羽島駅を含む12駅に計14店がある。通勤通学や旅行などでJRを利用する時のおなじみの売店だが、そもそも県内で最も売り上げの多い店舗はどこ? そして最も売れている商品は? JR東海の駅でキヨスクを運営する東海キヨスク(名古屋市)に聞くと、特に土産物のランキングで興味深い事実が分かった。

◆売り上げ1位店はJR岐阜駅

 結論としては、県内で最も売り上げの多いキヨスクは岐阜駅の改札前、2階コンコースにある「ベルマートキヨスク岐阜中央」という。同駅には、同店と1階の「ベルマートキヨスク岐阜」、改札内の「キヨスク岐阜改札内4号」の計3店があり、東海キヨスク中部支社西支店(岐阜市)営業グループの成田仁志サブリーダーは「鵜飼や花火大会のある夏場に売り上げが伸びる」と話す。

 成田氏ら同社担当者によると、キヨスクは「Kiosk」と表記し、語源はトルコ語の「あずまや」に由来。旧国鉄時代の1973年、鉄道弘済会が駅で運営していた売店を、キヨスクと呼ぶようになったのが始まりで、現在はJR東日本だけ「キオスク」。東海キヨスクでは、代表的な対面型のキヨスクのほか、コンビニ型の「ベルマートキヨスク」、土産物中心の「ギフトキヨスク」、コンビニとギフトを一体化した「グランドキヨスク」の4つの店舗形態がある。

 県内には東海道新幹線の岐阜羽島駅のほか、東海道線の岐阜、穂積、大垣駅、中央線の多治見、瑞浪、土岐市、恵那、中津川駅、高山線の美濃太田、下呂、高山駅に計14店がある。新幹線と在来線では客層が違うため、品ぞろえを変えているといい「新幹線は土産物がメイン。在来線は一般的なコンビニと同じような品ぞろえで、毎日の通勤通学でも飽きないよう、新商品をたくさん入れている」と商品調達の担当者。

◆出先で助かる商品充実

 店舗によってばらつきはあるが、のし袋や数珠、裁縫セット、使い捨てカメラといった「外出先で、あると助かる」商品も。時代ごとに扱う商品に変化も見られ、スマートフォンの充電器のほか、最近はプリペイドカードがよく売れるという。その一方で、新聞や雑誌、タバコなどの売り場は縮小傾向にあるようだ。

 キヨスクといえば、店員が瞬時に金額を計算し、さっとお釣りを出すイメージだが、今は商品のバーコードを読み取ったり、レシートを出したりする必要があり、必ずレジを通すとのこと。キャッシュレス決済も広がっているため、以前のような熟練技を見る場面は、ほとんどなくなっているという。

◆人気1位「ツナマヨ」

 さて、県内キヨスクの人気商品は-。月間ランキングを聞くと、今年2月の集計で、県内の在来線13店の総計が1位 手巻おにぎりシーチキンマヨネーズ▽2位 サントリー天然水550ミリリットル▽3位 手巻おにぎり北海道産焼鮭ほぐし▽4位 ヤマザキ具たっぷり肉まん▽5位 選べるホットコーヒー(淹(い)れたてコーヒー)の順だった。

 岐阜羽島駅は1位 選べるホットコーヒー(淹れたてコーヒー)▽2位 伊藤園お~いお茶 ほうじ茶345ミリリットルホット▽3位 サントリー天然水550ミリリットル▽4位 坂角総本舗 えびせんべい「ゆかり」8枚入り▽5位 伊藤園お~いお茶 緑茶345ミリリットルホットの順。ちなみに、新幹線名古屋駅の1位は赤福の「赤福餅」8個入りという。

◆岐阜で愛知銘菓を買うの...?

 土産物向けのご当地商品に限ると、県内全店総計で何と1位は、坂角総本舗 えびせんべい「ゆかり」だった。続いて2位 玉井屋本舗 鮎菓子「登り鮎」▽3位 寿がきや「岐阜タンメン」2食箱入り▽4位 つちや 鮎菓子「早瀬鮎」▽5位 明宝ハム「プレスハム」の順だった。

 1位の坂角総本舗は愛知県東海市の菓子メーカーだ。県内1位が岐阜県の商品ではないという事実。購入者は岐阜県で愛知県銘菓を買い、岐阜土産として相手に渡しているのだろうか。それとも岐阜県民が愛知県銘菓として味わっているのだろうか―。

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