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貝印「紙カミソリ」耐水性備え、薄さ3ミリで携帯性抜群



脱プラスチックを推進する商材として、商品化した「紙カミソリ」
脱プラスチックを推進する商材として、商品化した「紙カミソリ」

 総合刃物メーカー・KAIグループの貝印(東京都)は、かみそりのハンドル部に紙を採用した「紙カミソリ」を開発した。国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)を意識した商品開発が求められる中、刃を含むヘッド部の金属と紙ハンドルによるかみそりの商品化は世界初という。22日の「アースデー(地球の日)」に、同社公式オンラインストア「KAIストア」で販売を始め、需要を見定めた上で、今秋をめどに全国の小売店での販売も目指す。

 脱プラスチックを推進する商材として、同社や生産部門のカイインダストリーズ(関市)の社員有志5人が企画に携わった。エコの観点などから紙素材に着目した。コンセプト商品を商談会で扱ったところ、反響が大きかったため、商品化した。

 プラスチック素材が使われているのは、耐熱性を確保するコーティングなどのごく一部で、従来品比で約98%削減した。ハンドル部を紙製にした利点を生かすため、板状の製品から組み立てて刃を取り付ける仕様とした。組み立て前の厚さは3・1ミリで、持ち運びやすい。重さは約4グラム。切れ味はもちろん、丈夫な紙スプーンや牛乳パックから着想を得て設計したハンドル部の持ちやすさにもこだわった。1日使い切りタイプで清潔に使える上、耐水性にも優れ、約40度の湯にぬれても使用できる。

 5色セットで販売、価格は1100円(税込み)。担当者は「日々使うアイテムだからこそ、環境に配慮したものを使いたいなど、多様な顧客の声に応えたい」としている。

カテゴリ: 経済