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新型コロナワクチン、高齢者優先接種始まる 初日は岐阜市の30人



 65歳以上の高齢者を対象とした新型コロナウイルスワクチンの接種が12日、全国各地で始まった。岐阜県内では、岐阜市の高齢者施設で入所者30人が接種を受けた。他の市町村も今月から来月にかけて順次接種を開始する予定で、クラスター(感染者集団)発生を予防するために、大半の市町村が高齢者施設の入所者を優先する。

 岐阜市によると、米ファイザー製ワクチンが冷凍保管されている市内の病院から、ワクチンを保冷ボックスに詰め替えて優先接種先となった5施設にそれぞれ搬入。うち1施設のみで午後1時30分から30分かけ、常駐の医師3人が分担して入所者30人に接種した。予診や副反応がないか様子を見るまで一連の流れはスムーズに進み、いずれも午後5時現在副反応もないという。80代女性は「あっという間に終わった」、80代男性は「痛くなかった」、70代男性は「最初にチクッとしたが、痛くなかった」とコメントした。

 同市寺田の介護老人保健施設「寺田ガーデン」には午前9時30分ごろ、50回分に当たる10バイアル(医療用ガラス瓶)が到着。配送業者の男性がライトバンから保冷ボックスを両手で大事そうに抱えながら持ち出し施設の女性職員に手渡した。寺田ガーデンはワクチンを冷蔵保管し、15日から入所者とスタッフに接種を始める予定。ファイザーのワクチンは一度解凍すると5日間以内に使い切る必要があり、市は16日に再び5施設へそれぞれ搬入する。

 県内へのワクチンは、今月5日の週に岐阜市へ2箱(1950回分)、12日の週に大垣市など10市、19日の週には瑞穂市など別の10市にそれぞれ1箱(975回分)ずつ供給される。26日の週に42市町村全てに1箱ずつ届く。

 岐阜市感染症対策課の可兒直之対策監は「ようやく接種が始まった。これから希望者全員に接種できるよう準備を進める」と話した。

カテゴリ: 写真ニュース 医療 新型コロナウイルス