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細江前岐阜市長をしのぶ お別れの会、800人献花



 戦後初めて民間出身として岐阜市長を務め、昨年4月に71歳で死去した細江茂光さんを偲(しの)ぶ会が17日、同市長良の岐阜グランドホテルで開かれ、政財界の関係者から友人まで親好のあった約800人が最後の別れをした。

 細江さんは2002年から4期16年間、市長を務めた。徹底的な行財政改革を断行したほか、「教育立市」を掲げて、複合施設「みんなの森ぎふメディアコスモス」を整備した。県都の玄関口、JR岐阜駅前の再開発や5月に開庁する新庁舎の建設にも取り組んだ。

 祭壇には、市長選に初当選した頃に撮影した、優しくほほ笑む細江さんの遺影が飾られた。愛好したサックスなどの音楽が流れる中、参列者は列をつくり、花を手向けた。世話人代表の松波英一松波総合病院名誉院長は「融通の利かん清廉潔白さがあった。アカデミックな考え方で岐阜市の経済を立て直した」と思い出を語り、岡本太右衛門ナベヤ会長は「一つ一つにポリシーがある立派な方だった」と振り返った。

 古田肇知事は「民間の企業経営の感覚が市民サービスにつながると努力されていた。大変お世話になりました、と感謝を込めて献花した」と述べた。柴橋正直岐阜市長は「就任時の引き継ぎで教育立市について話された。私も継承し、安心して学べる環境をつくっていきたい」と誓った。

 かつてサッカーFC岐阜を率いたラモス瑠偉さんは「ハートのある人。FC岐阜のためにクラブハウスも造ってくれた。好きな人がいなくなって寂しいよ」と別れを惜しんだ。細江さんの妻、由喜子さんは「コロナが流行し、雨も降る中、たくさんの人が来てくださった。主人は会いたい人に会えたと思う」と話した。

 会場には在任時の映像や写真、新聞に掲載された記事のほか、趣味の絵画の作品などを展示。参列者が多彩な才能を発揮した在りし日の姿を懐かしんだ。会に先立ち、細江さんの岐阜市名誉市民証が柴橋市長から由喜子さんに手渡された。

カテゴリ: 動画 政治・行政 社会