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同じ県内でも電力供給エリア違う?なぜ 岐阜県、中電以外の地域が存在



Q.岐阜県不破郡関ケ原町出身の知人と話していたところ、同じ関ケ原なのに中部電力が電気を送っていない地域があると言っていました。それまで岐阜県はすべて中部電力の送配電エリアだと思っていたので、驚きました。こういうエリアは県内にほかにもあるのでしょうか。またこうしたエリア分けになった理由は何でしょうか。(岐阜市・40代男性)

◆県ごとの分け方、こだわらず

A.関ケ原町今須のことですね。今須は関西電力のエリアです。県内ではほかにも中部電力の供給エリアではないところがあり、飛騨市の一部と郡上市の白鳥町石徹白が北陸電力のエリアになります。

 中部電力で送配電事業を担当する中部電力パワーグリッドの広報担当者に聞いてみました。中部電力の設立は1951年で、この時、沖縄県を除く今の9電力会社体制ができました。その供給エリアは電力自由化をした今も基本的に変わっておらず、県ごとの分け方にこだわったものではなかったようです。例えば静岡県では富士川の東西で供給エリアが分かれています。

 石徹白の場合は理由が比較的分かりやすいです。中部電力の設立当時、石徹白が属している県は福井県でした。このこともあり、北陸電力のエリアとされたようです。また飛騨市で北陸電力の供給エリアとなっている宮川町では、9電力会社体制ができる前から一部で北陸電力の前身の北陸配電が供給していました。そのまま北陸電力の供給エリアとされたようです。

 さて関ケ原町今須ですが、残念ながら関西電力のエリアとなった理由に関する資料が見つかっていません。ただ広報担当者によると、大垣市側から今須に向かうと山間部を越える必要があり、関西電力の方が中部電力より送電しやすかったのではとのことでした。

カテゴリ: くらし・文化 社会