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「関の孫六」刀剣の魅力に迫る 関ケ原古戦場記念館で企画展



 日本刀の名産地、美濃で生み出され、戦国時代の武将たちが愛用した刀剣などを紹介する企画展「物語る戦国合戦-美濃の刀剣-」が27日、岐阜県不破郡関ケ原町関ケ原の岐阜関ケ原古戦場記念館で始まった。5月30日まで。

 美濃では集団戦闘に適した「数打物」を打つ大量生産の技術が発達し、切れ味に優れた実用的な刀を多く産出。刃の薄さと頑丈さを兼ね備え、「折れず、曲がらず、よく切れる」ため、武将だけでなく、合戦に駆り出される農民も好んで使ってきた。

 企画展では、関ケ原の合戦の頃を中心に打たれた関市所蔵などの刀剣11点を展示。「関の孫六」として知られる刀工兼元の刀(市重要文化財)や戦国時代を代表する刀工藤原国広の短刀のほか、刃が長さ一尺(約30センチ)を超える「大身槍(おおみやり)」や刃と柄の長さが同じ「長巻」など、さまざまな形状の武器を一覧できる。戦に慣れていない足軽向けに書かれた指南書など、合戦の様子が分かる史料も並ぶ。

 刃文が美しく見える視点もパネルで紹介。同館の鵜飼裕紀学芸員は「実用の刀剣だからこそ持つ迫力を見てほしい」と話す。

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