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「水の文化」感じる自転車旅 水の都おおがきルート

=23.8㎞= 奥の細道むすびの地記念館(大垣市)発着



  • 安八郡神戸町の輪中堤には約700本の桜の木が植えられているという。遊歩道も整備されていて走りやすい=同町瀬古 
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 岐阜県の西濃など2市4町でつくる西美濃夢源(むげん)回廊協議会は「西美濃サイクルツーリズム」として、観光地など見どころを巡るコースを紹介している。「水の都おおがきルート」は、大垣市の奥の細道むすびの地記念館を発着点に、安八郡神戸町にまたがる輪中堤を回る23・8キロのコース。途中には大垣が誇る自噴水が点在するほか、輪中堤では整備されたサイクリングコースを走れるなど風景は多彩だ。

 まずは大垣の中心市街地を走り、自噴水の井戸がある加賀野八幡神社を目指す。コース沿いには他にも自噴水のスポットが多い。むすびの地記念館には「むすびの泉」。大垣八幡神社や三城公園、大垣フォーラムホテルにも井戸があり、冷水を手に取るだけでも疲れを癒やせる。

 加賀野八幡神社には深さ136メートルから湧き出る井戸がある。タンクを手にした人がひっきりなしに訪れる場所で、写真を撮っていると声を掛けてくれる人もおり、憩いの場にもなっているのが分かる。近くで水が湧き出る音を聞くだけでも涼を取れるのでお勧めだ。

 さらに北上し、平野井川沿いの「大島堤サイクリングロード」を走ると曽根城公園に着く。こちらはハリヨが生息する池や自噴水「曽根華渓寺乃福水」がある。釣りができる池もあり、釣り糸を垂れる人たちの姿にのどかな空気を感じる。

 気合を入れてさらに自転車を走らせる。神戸町の「輪中堤遊歩道」に入ると、春には桜が咲き誇るルートを走る。季節を外してしまったが、青々とした木々の下を風に吹かれて走るのは気持ちがいい。コースから少し外れるが、1885(明治18)年の豪雨で破堤した場所を知らせる石碑にも立ち寄る。生い茂る草に埋もれながらも、水害の歴史を静かに物語る姿はぜひ知っておきたいところ。

 寄り道や休憩を含めて約3時間でコースを完走。自噴水、池、輪中堤といった"水"の文化と歴史に触れられたと感じる。長距離なので、ポイントを決めて短距離で区切って楽しむのも良さそう。また、自動車の交通量が多い場所もあり、走行時はご注意を。

カテゴリ: おでかけ くらし・文化