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宣言下のGW、屋外でも「密」 行楽地、人出に戸惑い



  • 大勢の家族連れらでにぎわう岐阜公園=3日午後1時1分、岐阜市大宮町 
  • 多くの人でにぎわう宮川朝市=3日午前10時21分、高山市下三之町 

 ゴールデンウイークの5連休中日の3日、岐阜県内は前日までの雷を伴う雨がやみ、朝から青空が広がった。行楽地は久々に県内外からの観光客で活気づいたが、県独自の非常事態宣言下のにぎわいに、観光関係者からは戸惑いの声も聞かれた。

 岐阜市大宮町の岐阜公園は、ベンチに座って弁当を食べたり、ハイキングを楽しんだりする家族連れで混雑した。同公園によると、約500人の来園者があった2日を上回る人出で、周辺の駐車場は入り切らない車が列をつくるほど。公園内では、岐阜信長公おもてなし武将隊・響縁(きょうえん)による戦国体験イベントも行われ、子どもたちが弓矢体験などを楽しんだ。

 家族4人で金華山を登った海津市の女性(43)は「新緑がきれいで気持ち良かったが、登山道もロープウエーも人でいっぱいだった」と混雑ぶりに驚いた様子。「残りの連休は自宅でゆっくりと過ごしたい」と話した。

 高山市の中心部も例年ほどではないものの、多くの人でにぎわい、列ができる店もあった。大半の有料駐車場は満車で、愛知県や三重県といった近隣のほか、関東、関西方面のナンバーも並んだ。

 男性(55)が宮川朝市で売るプリンは午前7時から2時間半で完売。前半は人出が鈍く、この連休で初めて売り切れた。「売れないと生活が成り立たない半面、接する客が増えると感染リスクは高まる」と懸念する。名所「古い町並み」の辺りで人力車を走らせる40代の車夫は「感染を恐れていては仕事にならないが、やはり緊張する。にぎわいを見ても心は躍らない」と複雑な表情を浮かべた。

 岐阜地方気象台によると4日もおおむね晴れるが、夜以降は前線の影響で天候が崩れ、5日は雨の見込み。

カテゴリ: 新型コロナウイルス 社会