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小瀬鵜飼、静かな船出 4日遅れ、感染対策行い開幕



 新型コロナウイルスの感染拡大で延期していた岐阜県関市の小瀬鵜飼が15日、同市小瀬の長良川で開幕した。県独自の非常事態宣言や乗客のキャンセルで、当初予定の11日から4日遅れてスタート。初日は観覧船5隻が出航し、待ちわびた乗客が暗闇と静寂の中で繰り広げられる幻想的な伝統漁法を堪能した。

 新型コロナによる開幕の延期は2年連続。観覧船を運航する関遊船(同市小瀬)は、乗客の定員を7割程度にとどめ、まん延防止等重点措置の適用期間は飲食を提供しない。

 日が暮れると、鵜舟と屋形船が一緒に川を下る「狩り下り」が始まり、鵜匠の巧みな手縄(たなわ)さばきに乗客が見入っていた。夫婦で乗船した関市の女性(51)は「市民から鵜飼を盛り上げたいと乗船した。鵜飼は何回見てもいい」と笑顔。足立太一鵜匠代表は「まずは一安心。4日遅れでもスタートできたのは感慨深い」と語った。

 関遊船によると、16日以降も予約を受け付けるが、緊急事態宣言の対象に岐阜県が加われば、運航中止を検討する。山田武司社長は「宣言が出れば鵜飼だけ特別にというのは難しい。早急に対応を検討したい」と話した。閉幕は10月15日。

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