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柿の種で焙煎コーヒー ノンカフェインで酸味ある味わい、リバークレスが商品化



柿の種を焙煎した「ハリヨの珈琲」=海津市南濃町羽沢
柿の種を焙煎した「ハリヨの珈琲」=海津市南濃町羽沢

 岐阜県海津市南濃町産の富有柿を使った柿酢を作るリバークレス(同町)が、柿の種を焙煎(ばいせん)して作った「ハリヨの珈琲(こーひー)」を発売する。岐阜市の焙煎家と約2年間かけて開発。ノンカフェインで香ばしい香りや後味にほのかな酸味があるコーヒーのような味わいになった。

 同社は4年ほど前から柿酢を造り、都内の百貨店などでも販売している。甘みは十分だが選果場で規格外となった柿を原料に使うなど、未利用資源の有効活用や資源の循環をテーマに事業を展開する。柿酢の仕込みで大量に出る種も活用できないかとコーヒーの開発に乗り出した。

 岐阜市の焙煎家の川井克之佑さんに協力を依頼し、柿の渋みを抑えコーヒーのような舌触りになる焙煎方法にたどり着いた。試飲を重ね、おいしく手軽に飲んでもらおうとドリップバッグのみで商品化した。名称は地元の池に住んでいる希少魚ハリヨにちなんだ。

 先月24日からクラウドファンディング「Makuake(マクアケ)」で先行販売すると、数日で目標金額を突破。伊藤由紀社長は「反応が早く自信になった」と話し、「柿酢の仕込みをする従業員が、種がコーヒーになるからと仕事により張り合いを持ってくれたのもうれしい」と笑顔。今後も反応を分析し、「ハリヨの珈琲」に合うスイーツなども考えたいという。

 「マクアケ」の先行販売は30日まで。6月中旬から一般向けにオンラインショップや県アンテナショップなどで発売する。一般発売は1袋が税込み432円で、ポーチ付きの5袋セットが同2160円。

カテゴリ: グルメ 経済