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目指す看護師像考えて「コミュニティーナース」の道学生に紹介 岐阜市出身の筑波大生ら書籍配布の資金募る



クラウドファンディングの成功に向けてオンラインで打ち合わせする(左上から時計回りに)總山萌さん、近間仁美さん、野村奈々子さん
クラウドファンディングの成功に向けてオンラインで打ち合わせする(左上から時計回りに)總山萌さん、近間仁美さん、野村奈々子さん

 岐阜市出身で筑波大医学群看護学類4年の總山(ふさやま)萌さん(22)ら看護学生3人が、地域に根差して医療に従事する「コミュニティーナース」の書籍を、全国の看護学校を回って届けるプロジェクトに挑戦している。「コロナ禍で看護業界や看護学生を取り巻く現状が激動している今こそ、将来、自分が実践したい医療や看護について考えてほしい。そのきっかけを作るために、まずは多様な働き方を知る機会を全国の学生に届けたい」と今月、インターネット上で資金を募るクラウドファンディング(CF)を始めた。

 總山さんは岐阜北高校を卒業後、大学進学で茨城県つくば市へ引っ越した。高校時代に摂食障害に苦しんだ時、支えてくれたのが保健室の養護教諭だったことから、学校という枠に縛られない「まちにいる養護教諭」を目指している。

 コミュニティーナースは看護の知見を生かし、訪問看護や在宅医療の一端を担ったり、イベントや講演、個別相談などで住民の健康を支えたりする専門家。将来を思い描く中で、多彩な実践を知った總山さんは、昨年休学し、コミュニティーナースの育成や普及に取り組む「コミュニティナースカンパニー」(島根県雲南市・矢田明子代表)で、1年間インターンに臨んだ。自分の目指すキャリアがより鮮明になったという。

 全国の看護学校約千校に、矢田代表の書籍「コミュニティナース-まちを元気にする"おせっかい"焼きの看護師」を届けるプロジェクトで、岐阜大医学部看護学科4年の野村奈々子さん(21)、大阪大医学部看護学専攻4年の近間仁美さん(22)と挑戦。CFは書籍購入費や旅費として300万円調達を目標とした。

 總山さんは「勉強や実習に追われる日々の中、医療職を志したきっかけや自分自身を見失う学生が多い。多彩な働き方を知ることで、将来自分らしいキャリアを選べる看護学生を増やし、多様な医療的ケアであふれる未来社会を目指したい」と協力を呼び掛ける。

 支援額は1650円から。CFサイトのURLはhttps://camp-fire.jp/projects/view/426718

カテゴリ: 医療 新型コロナウイルス