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誤って首の動脈に針を刺し、80代女性患者が死亡 心臓カテーテル検査で 岐阜市民病院



頭を下げる岐阜市民病院の太田宗一郎病院長(中央)ら=1日午後2時31分、岐阜市役所
頭を下げる岐阜市民病院の太田宗一郎病院長(中央)ら=1日午後2時31分、岐阜市役所

 岐阜市民病院は1日、県内の80代女性患者への心臓カテーテル検査で、本来の静脈ではなく動脈に針を刺してしまったことが原因で、女性が死亡したと発表した。遺族とは示談が成立しており、医療事故として賠償金約1889万円を支払う方針。

 病院によると、女性は昨年1月、急性心不全で入院。治療方針を決めるために、循環器内科の医師から心臓の動きを見るカテーテル検査を受けた。医師は、カテーテルを入れる前段階として、首の右側の静脈に針を刺そうとしたが、近くの動脈に誤って刺した。カテーテルが挿入しにくくなったことでミスに気付いた。

 その日のうちに心臓血管外科の医師が処置したが、血流が滞って血栓ができ、脳梗塞を起こしたため、脳神経外科の医師も続けて手術した。だが症状は回復せず、昨年9月に心不全から起こる不整脈で死亡した。

 太田宗一郎病院長らが市役所で記者会見し、「亡くなった患者と家族に多大な心痛を与え、申し訳なかった」と謝罪。再発防止策として、超音波エコーを使って血管の位置を確認するようにしたという。

カテゴリ: 事件・事故 社会