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天然の水、国産バター使用、無添加...究極のフワフワ食感「高級旨食パン」人気



  • 耳にしわが入るほど、柔らかい高級旨食パン=揖斐郡池田町片山、池田温泉パンたち川 
  • 「池田温泉の良さを広く知ってもらいたい」と話す立川智浩社長=揖斐郡池田町片山、池田温泉郷土料理たち川 

 全国的なブームを経て、手土産や特別な時に食べるパンとして定着した高級食パン。数ある高級食パンの中でも、池田温泉で旅館を運営する「たち川」(岐阜県揖斐郡池田町本郷)が手掛ける「高級旨食パン」は、柔らかさと深い味わいで人気を集めている。出店する大手電子商取引(EC)サイト「楽天市場」でも、食パン部門で何度も1位に輝いている。

 マーガリンを使っている高級食パンが多いとされる中、価格が10倍くらいする国産バターを使った。もちろん無添加で化学調味料は入っていない。水は地元の池田山からの天然水を使用。天然水はミネラルをバランスよく含む軟水で、最高級小麦粉の香りや味わいを引き出している。特に柔らかさが特徴で、食パンの耳にしわが入るほどだ。高級食パンの中でもオンリーワンにこだわった。

 地元の水を使った高級食パンを始めたきっかけは、池田町出身の立川智浩社長(46)が、地元の良さを広めようと、同町片山の池田温泉で旅館と郷土料理のレストランをオープンするに当たり、お土産になるものが欲しかったため。「温泉でゆっくり過ごしてもらい、帰宅して翌朝に食パンを食べてまた幸せな時間を過ごしてもらいたいと思った」

 2019年に池田温泉の道の駅に食パンの店、池田温泉にレストランと旅館を立て続けにオープンした。「それまで医療・福祉分野に20年間携わっており、24時間サービスをする旅館の感覚に違和感はなかった。パン業界は門外漢だったが、当時培った人脈で機材を購入してできあがった」と振り返る。

 昨年5月には楽天市場に出店し、顧客は全国に広がった。「購入してもらった食パンに、一緒に池田温泉のPRチラシも入れている。これで少しでも興味を持つようになってもらえれば」と話す。昨年秋には、町のふるさと納税の返礼品にも加わった。

 新型コロナウイルスの感染拡大で旅館の事業は厳しい経営環境を余儀なくされているが、「日帰り温泉の人と会うことなく食事ができるし、客室には風呂もある」と感染対策に自信を見せる。「今は県内の人に池田温泉の良さをアピールする時期だと思っている。将来は東海3県で池田温泉を知ってもらい、地域活性化につなげていきたい」と意気込む。

カテゴリ: グルメ 経済