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渋滞緩和へ信号機制御、交通情報更新1分に短縮 岐阜県警交通管制システムを一新 



システムがリニューアルされた交通管制センター。県内の交通状況や重要交差点の様子が確認できる=県警本部
システムがリニューアルされた交通管制センター。県内の交通状況や重要交差点の様子が確認できる=県警本部

 渋滞など交通状況の収集と分析、信号機の制御を行う岐阜県警の交通管制センター(岐阜市薮田南)のシステムが15年ぶりにリニューアルされ、3月から運用が始まっている。情報更新の間隔がこれまでの約半分に短縮され、信号機の表示調整の即時性が向上。一新した大小三つのモニターには渋滞の長さや通過に必要な時間も表示できるようになり、ドライバーにきめ細かな道路交通情報を提供できるようになった。

 センターには、県内各地の主要道路に設けられた車両感知器で計測された通行量や、走行速度などのデータが一手に集まってくる。県内を10のエリアに分けてコンピューターで分析し、渋滞を緩和できるように青信号や矢印信号などの表示時間を随時、調節。最新の交通情報は、日本道路交通情報センターなどを通じてドライバーにも届けられている。

 交通情報などを映し出すモニターは、縦3・5メートル、横6・2メートルがメインで、光源にLEDを使用した長寿命のタイプを採用。両脇には縦2・6メートル、横1・6メートルのサブモニターを新設した。

 リニューアルにより、交通状況の更新間隔が従来の2分半から1分に短縮された。渋滞は、長さに合わせて赤、黄、緑に色分けして表示され、幹線国道など重要路線では指定した区間を通過するのにかかる時間を新たに分単位で示せるようになった。

 また、交通量や事故が多い重要交差点40カ所に設けられた監視カメラの映像をモニターに自由に配置できることから、撮影するカメラも解像度の高いものに一新。カメラ台数もこれまでの2倍以上の約160台に増やしており、110番を受理する通信指令室や災害時に使用される総合指揮室での活用も想定している。

 従来のシステムは2006年、県警本部の開庁と同時に運用を開始。老朽化を踏まえ、交通規制課が5年がかりで更新計画を練ってきた。監視カメラの更新も含め総事業費は約8億円。

 センターを管轄する交通規制課は「交通情報の伝達が早くなり、信号機が制御しやすくなった。安全で円滑な交通環境の実現を図っていきたい」としている。

カテゴリ: 社会 科学