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Q.河川で安全に泳げる場所は?→A.ありません 「一刀両断」岐阜県河川課HPが話題



川の危険性について、新たに高校生向けのQ&Aを増やし、対策を呼び掛ける県河川課のホームページ
川の危険性について、新たに高校生向けのQ&Aを増やし、対策を呼び掛ける県河川課のホームページ

 「Q.県内の河川で安全に泳げる場所はありますか? A.ありません」。県河川課は、同課ホームページに水難事故に強く警鐘を鳴らすQ&Aを掲載している。県内の河川で昨年発生した高校生の死亡事故を踏まえ、今年は新たに高校生向けの回答を増やした。

 「毎年水難事故が発生する中で、取り組みの強化を図りたかった」と狙いを語るのは、県河川課の内田俊之水政係長。以前から注意を促すためのホームページを開設し、利用者へのチラシ配りなども行ってきたが、「特に、川の危険性とライフジャケットの着用を伝えるため、読み手に届く工夫を」と、事故の傾向や未然に防ぐ対策などを分かりやすく伝えるために、昨年度Q&Aを掲載した。

 Q&Aでは「岩から川に飛び込んでもいいですか」や「対岸まで泳いで渡ってもいいですか」などの質問に対し、「絶対にやめてください」「重大な事故に直結する」と強い口調で応答。また、ライフジャケットの着用は「絶対に必要」「恥ずかしい気がするかもしれないが、慣れれば当たり前になる」などと繰り返し着用を呼び掛けている。

 着用や、川での危険な行為の禁止などを「絶対に」を多用して強く訴えた内容に、ツイッターでは河川課のホームページを紹介する投稿が相次いだ。リツイート(転載)が千件を超える投稿もあり、「具体的な光景をイメージしながらQ&Aを制作したが、ここまで反響があるとは」と内田係長は驚きながら振り返る。 反響はあった一方、関市の長良川で昨年8月、遊泳中に高校生が流されて死亡する事故などが発生した。河川課は、県内で過去に起きた水難事故遭遇者の年齢別では18歳が最も多いことに着目。今年はQ&Aを昨年度から二つ増やして33個とし「高校卒業後の最初の夏は水難事故に特に気を付けて」などと呼び掛けた。

 内田係長は「川の水量や流速、深さは見た目では分からない。流されて初めて怖さを知っていては遅い」と指摘する。「繰り返し発信し続けることで、一人でも多くの人にリスクを伝え、事故を減らしていきたい」と話した。

カテゴリ: 政治・行政 社会




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