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代表逃した「2人の分まで」五輪ホッケー永井友理、3点奪取仲間に誓う



永井友理
永井友理

 25日の1次リーグ初戦を勝利で飾ることはできなかったが、岐阜県ゆかりの選手8人が選出されているホッケー女子「さくらジャパン」の挑戦が始まった。1勝もできずに終わった前回のリオデジャネイロ五輪から、5年。日本のエース永井友理(29)=ソニーHC、東海学院大短大出=は「一緒に戦えない2人のために必ず計3点は取る」と、東京五輪の舞台には立てなかった仲間2人の思いも背負ってピッチを駆け回る。

 「4年後はこの3人で得点して、日本を勝利へ導こう」。1次リーグ敗退に終わったリオ五輪。悔し涙を流しながら永井と一緒に誓ったのが、ソニーHCでも息の合ったプレーでゴールを量産してきた清水美並(28)=東海学院大出=と、リオ五輪時は最年少だった河村元美(25)=コカ・コーラ=のフォワード。日本の攻撃をけん引し続け、2018年のアジア大会では初優勝に導いた同志3人だ。

 「次は五輪」。3人ともそう決意していたが、清水は最終選考でまさかの落選、河村はけがの影響で選考を辞退せざるを得なかった。永井は「3人は、あうんの呼吸のようなものがある。自分の半分が無くなったような感覚で本当に落ち込んだ」と落胆。清水からは激励の手紙も受け取ったといい、永井は「2人のためにも必ず計3点は決めて自分が勝利に導く」と誓って東京に乗り込んだ。

 この日の中国との初戦。永井は活躍を祈って清水から贈られたネックレスを身に着けて臨み、躍動した。試合開始から積極的に得点を狙い続け、第3クオーターには一時同点となるゴールも決めた。自身2度目の五輪でこれが初得点。負けた悔しさの方が大きく試合後に笑顔は無かったが「真っ先に2人の顔が浮かんだ。2人の分まで点を重ねたい」と力を込めた。

 26日以降の1次リーグ4試合は、いずれもリオ五輪でベスト8以上の強豪国との対戦が続く。「自分が決めれば日本は勝つ。自分が結果を出せば、おのずとチームの結果もついてくる。そのぐらいの覚悟で戦いたい」。約束の得点まで、あと2点。日本のエース永井は、さらにその先を見据えてピッチに立つ。

カテゴリ: スポーツ 社会