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熱海捜索「家族に会わせたい一心」土岐市消防職員が活動報告 手作業で土砂を除去



被災地での活動を報告する(右から)水波邦彦さん、小川翔大さん、加藤健祐さん=土岐市役所
被災地での活動を報告する(右から)水波邦彦さん、小川翔大さん、加藤健祐さん=土岐市役所

 静岡県熱海市で発生した大規模土石流による行方不明者の捜索を行うため、緊急消防援助隊県大隊の一員として被災地で活動した岐阜県土岐市消防本部の3人が26日、土岐市役所で加藤淳司市長らに活動を報告した。

 市消防本部から派遣されたのは水波邦彦消防司令補(38)、小川翔大消防士長(36)、加藤健祐消防副士長(27)。20日から23日まで被災地の伊豆山地区に入り、行方不明者の捜索に当たった。

 主に土砂の除去作業に携わり、人がいる可能性がある車が見つかると、手で土をかき出すなどして捜索に取り組んだ。水波さんは「生存の可能性は限りなく少ないが、一目でも家族に会わせてあげられたらとの思いで作業に当たった」と振り返った。

 現地は砂ぼこりや若干の下水の臭いなどもあり、マスクとゴーグルが欠かせず、動けばすぐに汗だくになるような状況という。活動で泥だらけとなった手や足を洗う水場を、地元住民が設置していたり、隊員への感謝を示すメッセージの掲示もあったりして水波さんは「大変ありがたく、励みになった」と語った。

 報告を受けた加藤市長は「大変過酷な状況の中でご苦労さまでした。皆さんの作業の積み重ねで行方不明者が見つかっていると思う」とねぎらった。

カテゴリ: 社会