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乳牛舎や養鶏棟、中動物舎を改築 岐阜大実習施設を集約、動物福祉のデザイン



完成した産業動物臨床実習施設=岐阜市柳戸、岐阜大
完成した産業動物臨床実習施設=岐阜市柳戸、岐阜大

 岐阜市柳戸の岐阜大産業動物臨床実習施設が完成。点在していた旧施設を集約し、周囲にフェンスを張り巡らせ、衛生管理区域を明確化した。早ければ本年度末にも運用を開始する。

 施設は、畜産、産業動物臨床、家畜衛生の教育研究拠点。応用生物科学部の付属施設で、キャンパス併設の畜産施設は近隣では珍しいという。

 床面積は旧施設より約1割狭い1570平方メートル。施設は、乳牛舎、養鶏棟、ヒツジやヤギを扱う中動物舎、堆肥舎、学生の実習棟など。養鶏棟は、鳥インフルエンザなど伝染病予防を視野に、高いレベルの防疫を想定してさらにフェンスで囲んだ。いずれの施設も、劣悪な飼育環境を避けることを目指す動物福祉のデザインを取り入れた。敷地面積は6300平方メートル。

 実習材料提供や講師派遣で連携してきた隣接の県中央家畜保健衛生所とは、安全な動線を確保したことでアクセス性を高めた。旧施設は、ほぼ隣接していたにもかかわらず、伝染病予防の観点から迂回(うかい)せざるを得なかった。総工費は6億5千万円。うち5億5千万円は、国の補助を充てた。名古屋大、三重大など近隣の大学にも開放する。

 26日は、学内関係者ら向けの見学会が行われた。案内した応用生物科学部岐阜フィールド科学教育研究センターの大場恵典センター長は「伝染病の発生予防に努め、地域にも貢献できる施設としたい」と意気込みを話した。

カテゴリ: 教育