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水難全国ワースト2「長良川」 危険性知らない利用者が要因?事故45%は岐阜県外在住者



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  • 休日は大勢の川遊び客でにぎわう美濃橋周辺の長良川=22日、美濃市 
  • 川遊びの行楽客に川の危険性を訴える関署員=22日、美濃市前野、美濃橋付近 

 河川や湖沼などの水難事故について、長良川での発生件数は琵琶湖に次いで全国で2番目に多いことが、河川財団(東京都)の調査で分かった。財団は長良川で水難事故が相次ぐ要因として、人口が多い都市部からの利用客が多いことなどが背景にあると指摘している。

 財団は、2003年から20年までの18年間に報道された3188件の水難事故を独自に分析。河川と湖沼での事故に特化してまとめた。

 全国の水難事故の発生場所は、琵琶湖(滋賀県)が最多の115件。次いで、長良川は98件に上り、3位の多摩川の59件を大きく上回った。木曽川は42件、板取川は30件、根尾川は15件だった。

 対象期間中、長良川で水難事故に遭った113人のうち、約45%が岐阜県外からの利用者であることも分かった。同財団の研究員は「大都市圏や中核都市などからアクセスしやすいことが事故が起きやすい要因」と指摘。「地元の人は危険性を知っているが、他県からの利用者にはその情報が伝わりにくい」と語った。

 全国の水難事故の約半数は7~8月に集中し、発生時間は午後1時~同4時が多いことが判明。事故に遭った人の7割を男性が占め、中学生以下の子どもが全体の4分の1だった。グループでの行動中の事故件数が6割を占めることも分かった。

 財団はホームページに全国の水難事故発生地点を示した地図を掲載している。担当者は「川に行く前に目を通し、その上で川を利用してもらいたい」と注意を促している。

カテゴリ: くらし・文化 事件・事故 社会