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病気で歌声失った「メガリュウ」リュウレックスさん初の著書 「働くことにこだわれ」熱くつづる



初の著書「何度だって生き直せ」を出版したRYUREXさん=岐阜市若宮町、クロスマーケット
初の著書「何度だって生き直せ」を出版したRYUREXさん=岐阜市若宮町、クロスマーケット

 38歳の時に病気で歌えなくなり、現在は音楽フェスや地域創生、服飾ブランドのプロデュース、インターネットラジオ局の経営などを手掛けるRYUREX(リュウレックス)さん(45)が、初の著書「何度だって生き直せ」をサンクチュアリ出版から出版した。

 岐阜県本巣市出身のリュウレックスさんは2004年、レゲエユニット「メガリュウ」のメンバーとしてメジャーデビュー。CDアルバム9枚をリリースし、オリコンチャート1位を記録するなど、業界を席巻した。しかし14年、自分の意志に反して声帯が閉じ、発声が困難になる「けいれん性発声障害(SD)」を発症。活動休止を余儀なくされた。

 歌声をなくした当時を「歌えなくなったアーティストには価値がないと思い込み、ずっと支えてくれた周りの人に対してさえ荒れることしかできなかった」と振り返るリュウレックスさん。リュウレックスとして歌えなくなっただけなのに、そのせいにして前向きに生きることを諦めていることに気付き、「おまえ、ダッセェな-と思った」と言う。

 このタイミングでの出版について「不遇の時代を経て人生を再始動できた自分だからこそ、コロナ禍で苦しむ人たちに届く言葉があるのではと思っている」。「動き出さない方が大きなリスク」「仕事にこだわらず、働くことにこだわれ」「自分を動かすエネルギーを思い出せ」など、伝えたい思いをストレートにつづっており、「たった一度のどん底で人生を終わらせないで」と呼び掛ける。

 47都道府県の図書館に書籍を寄贈するプロジェクトも進行しており、「激動の今、これまでの働き方を変えざるを得なくなった人たちに、自分の思考力や行動力を伝えることで、皆さんの次の歩みがより良くなってほしい」と思いを吐露する。

 「何度だって生き直せ」は全国の書店、ネット書店で購入できる。

カテゴリ: エンタメ 社会