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笠松競馬の監視体制「死角なし」 調整ルーム公開、カメラ24台増設



監視カメラ(左上)が設置されている調整ルーム内の娯楽室=羽島郡笠松町、笠松競馬場
監視カメラ(左上)が設置されている調整ルーム内の娯楽室=羽島郡笠松町、笠松競馬場

 笠松競馬場(岐阜県羽島郡笠松町)所属の騎手や調教師らによる馬券の不正購入など一連の不祥事を受け、県地方競馬組合は10日、再発を防ぐために監視体制を強化した同競馬場の調整ルームなどを報道陣に公開した。

 同競馬場では、騎手がレース前日から入室する調整ルーム(4階建て)で、騎手が他の馬に騎乗する騎手から馬の調子などを聞き出し、持ち込みが禁止されている携帯電話で外部の者に連絡して馬券を不正購入していた。

 不正行為の温床となった同ルーム内の監視カメラを今年1月以降、24台増設し、計33台にした。いずれも共有スペースである娯楽室は2台から3台、食堂は1台から4台に増やしたほか、階段、廊下に満遍なく設置し「死角を一切なくした」(同組合)。共有スペースには音声マイクも付けた。

 常時1人から2人態勢に増員した管理人が、モニターでカメラ映像をチェック。不審な行為があれば、騎手に声を掛けるという。レース前日のみ行っていた金属探知機による持ち物検査を入室の都度、実施。万一、携帯電話を隠し持っていたとしても、通話やメールができないように、通信抑制装置を建物内に新設した。

 出走準備で調教師が馬にくらなどを取り付ける装鞍所(そうあんじょ)や騎手控室がある業務エリアにも監視カメラを5台増やし、27台を備えた。

 組合の渡辺一己業務課長は「一切、不正行為が起こらないように監視体制を高めた。失った笠松競馬の信頼を取り戻すために取り組んでいく」と話した。

カテゴリ: 社会