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ご神木「神明大杉」香るクラフトビール完成 倒木きっかけに若手有志が発案



  • 倒れた大杉の前で完成したビールを手にする田村啓さんと東恵理子社長(右)=瑞浪市大湫町、大湫神明神社 
  • 大杉にビールをささげる関係者=同 

 昨年7月の豪雨の影響で倒れた大湫神明神社(岐阜県瑞浪市大湫町)の樹齢670年の大杉を香り付けに活用したクラフトビール「大湫大杉エール」が完成した。倒木をきっかけにその価値を再認識した地元住民らが考案した活用策の一つで、地域への応援(エール)の思いが込められている。販売開始を前に、神社で関係者による奉納式が開かれた。

 「どんな形でも大杉を活用して何かできたら」とビール造りを発案したのは「大湫大杉を応援する若手有志の会」メンバーの田村啓(あきら)さん(33)=同市大湫町=。縁あって同じ市内にあるビール醸造所「カマドブリュワリー」(釜戸町)が製造を引き受け、今月、約500リットルが出来上がった。

 ベースとしたビールは英国発祥の「ペールエール」で、大杉の枝の一部をチップ状にして麦汁に漬け込み、スギ特有の豊かな香りを加えた。色合いは赤みがかった茶色で、口に含むとほのかに杉の香りを感じられる。

 奉納式には田村さんや醸造所を運営する東美濃ビアワークスの東恵理子社長(34)、地元の関係者ら約10人が参加し、大杉にビールを供えた。東社長は「長い間人々を見守ってきたご神木である大杉との思い出を飲みながら語り合ってもらえたら」と話し、田村さんは「ビールを通じて大杉やこの地域のことがさらに広まれば」と思いを語った。

 ビールはカマドブリュワリーで15日(午前9時30分~11時45分)に販売する。330ミリリットルの瓶入りで1本600円。問い合わせは同社、電話0572(51)2620。

カテゴリ: くらし・文化 グルメ




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