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激戦、岐阜4区「可児の陣」 3候補者、大票田で第一声



 衆院選が公示された19日、岐阜県内の候補者は新型コロナウイルス対策や経済政策、自公政権継続の是非を巡り、街頭で訴えを響かせた。特に最も激戦が予想される岐阜4区では、3陣営がそろって大票田の可児市で出陣式を開き、舌戦を繰り広げた。

 「デジタル網を地方から整備し、都市部との格差をなくす。そして経済成長の果実を分配させる」。岐阜4区の自民前職は、可児市の選挙事務所で声を張り上げた。前回選挙はわずかな差で競り勝っただけに、「小選挙区で勝たなければ意味がない。岸田政権の構想を一つ一つ実現させる」と訴えた。

 同市の有権者数は約7万9千人で、4区の自治体では最大。選挙区が広大な4区にあって、美濃加茂市などを含む南部は勝敗の鍵を握る「天王山」だ。政権交代を迫る野党の候補者も可児市で戦いをスタートさせ、対決姿勢を鮮明にした。

 前回は比例代表で復活当選した同区の立憲民主前職は同市の選挙事務所で第一声を響かせた。岸田政権について「総裁選で富裕層への課税を強化すると言っていたが、やっぱりやめると方針を変えた。森友、加計問題も調査は終わったという。結局自民党は変わらない。だからわれわれがやるしかない」と強調。同市の西可児駅で第一声を放った日本維新の会新人も「議員や一部の人間が得をする社会がずっと続くだけ。皆で変えよう」と訴えた。

 他の選挙区では各政党が重要政策として位置付けるコロナ対策を巡る論戦も。岐阜1区の自民前職は「治療法が分かってきた。有効的な薬も出てきた。コロナを知り正しく恐れ、備えていきたい」、同3区の自民前職は「ワクチンパスポートをはじめとして、接種証明やPCR検査でコロナ対策を講じながら、人流を回復させる」と打ち出した。

 野党の候補者は政府のこれまでの対応に疑問を投げ掛けた。同5区の立民新人は「経済の再建を助ける政策と感染拡大を防ぐ政策の両軸で対応していかなければいけない」とし、同1区の立民新人も「支援策が衆院選の後に先送りされた。今の政治は国民の方を向いているのか、真剣に問いたい」と政策転換を訴えた。

 同2区の国民民主新人は「普通に生活している人たちの声が国に届くようにしたい」と語り、同1区の共産新人は「PCR検査をいつでもどこでも無料で受けられる体制を整備する」、同5区の共産新人も「医療費削減の政策を転換する必要がある」と力を込めた。

カテゴリ: 動画 衆院選