藤井元運輸相が国政復帰を断念
2017年10月23日12:39
写真:藤井元運輸相が国政復帰を断念
藤井孝男氏

 第48回衆院選比例代表東海ブロック単独で立候補し、落選した自民元職の藤井孝男元運輸相(74)は23日、岐阜新聞の取材に対し「今回の選挙を機に第一線から身を引きたい」とし、今後、国政選挙に出馬しない意向を明らかにした。事実上の“引退表明”となるが、藤井氏は「政治家として32年間支援してもらった恩返しに、国と県をつなぐ政治活動は続ける」と語った。

 今回の衆院選で、藤井氏は比例名簿33位に登載された。自身の選挙地盤である岐阜4区に小選挙区で出馬し初当選した自民新人金子俊平氏(39)の支援に注力したほか、全国の応援演説で党をアピールし、自民圧勝に貢献。22日は東京の事務所などで開票状況を見守った。

 一夜明けた23日、藤井氏は本紙の取材に答え、今後について「国政復帰を目指すことはない」とする一方、「これまでの人脈や経験を基に、県や地域が元気になるさまざまな要望などに携わる政治活動は続ける」と語り、現在の自民党県連顧問を続ける意向を示した。

 藤井氏は衆院5回、参院4回当選。2005年の「郵政選挙」で自民公認を得られず岐阜4区で落選。07年の参院選で無所属で当選し、その後復党。10年に再び離党し、たちあがれ日本や日本維新の会などを経て、前回衆院選では次世代の党から同ブロック比例単独で立候補したが落選した。16年に自民に復党した。