千畝タクシー観光“発信” あすから八百津町内運行 − 岐阜新聞 Web
千畝タクシー観光“発信” あすから八百津町内運行
2016年10月07日09:20
写真:千畝タクシー観光“発信” あすから八百津町内運行
杉原千畝氏がデザインされたラッピングタクシー=東京・六本木

 公共交通の再生と観光振興の期待を乗せた加茂郡八百津町のラッピングタクシーが6日、東京都内でお披露目された。「命のビザ」で知られる同町出身の外交官杉原千畝(ちうね)氏などをデザインした2台。乗客減で一時は営業所の廃止も検討されたが、観光振興の旗手として8日から町内で運行し、各種PR事業でも活用していく。

 事業主は新太田タクシーグループ(美濃加茂市太田町、澤田幸博社長)。八百津営業所は乗客数が減り、一時は廃止も検討。しかし観光振興という逆転の発想で、国の補助金を使いながら、町と同社が費用を分け合う官民協働の“再生”にこぎ着けた。

 1台は執務室でペンを取る杉原氏やビザのスタンプなどを、もう1台は町内の春祭りの山車(だし)などをデザイン。特に杉原氏の関連資料の「世界の記憶」(世界記憶遺産)申請で、国内外の注目が高まっていることから、観光誘客につなげる狙いだ。

 観光PRを兼ねて都内で開かれた出発式では、金子政則町長が「(記憶遺産登録へ)町を挙げて取り組んでいる。ぜひ大勢の方に利用してほしい」とアピールした。今後、タクシーの利用券をふるさと納税の返礼品としたり、町内の催事で展示・試乗会を開いたりする。