「天下布武」人間像探る 信長岐阜入城記念シンポ − 岐阜新聞 Web
「天下布武」人間像探る 信長岐阜入城記念シンポ
2017年04月24日08:36
写真:「天下布武」人間像探る 信長岐阜入城記念シンポ
トークセッションする作家の井沢元彦さん(右)と東京大教授の本郷和人さん=岐阜市橋本町、じゅうろくプラザ

 織田信長の岐阜入城・命名450年を記念して23日、「逆説の日本史」などの著書で知られる作家井沢元彦さんと東京大史料編纂(へんさん)所の本郷和人教授(中世政治史)による特別シンポジウムが、岐阜市橋本町のじゅうろくプラザで開かれた。岐阜市信長公450プロジェクト実行委員会の主催で、約500人の市民が聞き入った。

 井沢さんは信長の「天下布武」をテーマに講演。信長の天下取りについて、「血筋が必要な天皇の権力を超えようと、信長は自身を神格化しようとしていた」と説明。自身の誕生日を聖なる日としたり、天皇に暦の仕組みを変えさせようとしたとして、「恒久的権力を持つには神になるしかないと考えていたようだ。神の子孫である天皇よりも偉くなろうとした」と語った。

 またトークセッションでは、本郷教授が学会での信長の評価について「私は反対ですが」とした上で、「信長は朝廷に大変な敬意を払っており、天下人になろうとはしていなかった、というのが強力な意見」と説明した。