発達障害の特性ある学生、ビジネス講座で就職支援 − 岐阜新聞 Web
発達障害の特性ある学生、ビジネス講座で就職支援
2017年07月26日09:11
写真:発達障害の特性ある学生、ビジネス講座で就職支援
キャリア支援プログラムについて説明する後藤千絵代表理事=岐阜市長住町、ノックス岐阜

 障害者の就職を支援する就労移行支援事業所「ノックス岐阜」(岐阜市長住町)を運営する一般社団法人サステイナブル・サポート(後藤千絵代表理事)は、発達障害の可能性がある学生の就職を支援する事業「キャリア支援プログラム」を8月から始める。

 対象者は、発達障害の医学的な診断基準を全て満たすわけではないが同障害の特性のある人。会話や電話の取り次ぎなどのコミュニケーションが苦手で、「いわゆる『場の空気を読む』のが難しい学生」(後藤代表理事)が多いという。

 学力などには問題がないため自覚の機会が少なく、大学生活で経験するアルバイトや、面接が伴う就職活動で初めて周囲との差異やつまずきを感じる。社会に適応できないと感じて、引きこもりになったり、うつ病になったりする学生もいるという。

 プログラムは独立行政法人福祉医療機構(東京)の助成を受け無料で実施。対象は18〜25歳の若者で、面接やビジネスマナーの講座を8月から来年3月まで計22回行う。自分の特性を理解するセミナーを重視し「就職活動をただ突破するための支援ではなく、働き続ける力を身に付ける内容にする」(同)という。併せて、学生の居場所となる「学生ラウンジ」も開設し学生同士の情報交換を促すほか、県内の大学との連携も進める。

 施設内覧会があり、参加した親は「プログラムはニーズに合ったものだが、息子が受講を受け入れるかが心配。スタッフと相談しながら進めていきたい」と話していた。

 定員は15人。問い合わせはサステイナブル・サポート、電話058(215)1931。