アジア三名泉目指す 日韓台が友好提携 − 岐阜新聞 Web
アジア三名泉目指す 日韓台が友好提携
2017年09月12日08:25
写真:アジア三名泉目指す 日韓台が友好提携
友好交流提携を結び、関係者と握手を交わす齋藤正巳副会長(左端)=台湾・台中市内(下呂温泉観光協会提供)

 岐阜県下呂市の下呂温泉観光協会(瀧康洋会長)は、儒城(ユソン)温泉のある韓国・儒城観光振興協議会、谷関(クークアン)温泉のある台湾・台中市温泉観光協会と、3者による温泉地友好交流提携を締結した。日台韓の三つの温泉地が手を組み、国をまたいだ連携でPR活動を展開することで、互いに外国人旅行客の誘客を図る。

 下呂温泉観光協会の齋藤正巳副会長ら15人が7日から3泊4日の日程で台中市を訪問。8日に儒城観光振興協議会の李在夏会長、台中市温泉観光協会の羅進洲理事長らと協議し、友好提携合意書に調印した。

 各温泉地をそれぞれのウェブサイトやガイドブックなどで紹介するほか、料理技術向上のための研修会の開催、イベントへの相互参加など、人的交流を進める。各温泉地を観光すると特典を受けられる「温泉パスポート」の発行も計画している。

 下呂温泉観光協会は、1997年に儒城観光振興協議会と、今年2月には台中市温泉観光協会とそれぞれ友好提携を結んでいる。3年前に儒城関係者が交流行事で下呂市を訪れた際、谷関を含めた「アジア三名泉構想」が持ち上がり、今回の3者提携につながった。

 瀧会長は「国内人口が減少する中、近隣国と協力した観光誘客が必要。3者が幅広い分野で交流して磨きをかけ、『アジア三名泉』と呼ばれる観光地への発展を目指したい」と話している。

 儒城温泉 韓国中部の大田広域市の中心街から西へ約10キロにある大都市近郊の温泉。弱アルカリ性単純ラジウム泉。街路に無料の足湯施設が設けられ、近くには2002年に開かれたサッカーワールドカップ(W杯)の競技場がある。

 谷関温泉 台湾中部の台中市の東約60キロの山間部にある。炭酸水素ナトリウム泉。東西をつなぐ縦貫公道沿いにあり、大型の温泉リゾートホテルが立ち並ぶ。日本が統治していた明治時代後期に発見されたため、明治温泉とも呼ばれていた。