全県一区、期待と不安 岐阜市の6高校説明会 − 岐阜新聞 Web
全県一区、期待と不安 岐阜市の6高校説明会
2017年09月19日08:45
写真:全県一区、期待と不安 岐阜市の6高校説明会
岐阜市の県立高校の特色を説明する岐阜北高の高木俊明校長=同市長良福光、長良川国際会議場

 全日制普通科がある岐阜市内の県立高校6校は18日、同市長良福光の長良川国際会議場で、中学生らを対象とした合同の学校説明会を初めて開き、約千人が来場した。全日制普通科の入試は来年3月から、受験生が県内全域の高校を受験できる「全県一区制」が導入される。参加した保護者からは新制度への期待や不安が聞かれた。

 現行の学区制では、受験生は居住学区か隣接学区の高校しか受験できない。全県一区制になると学区の枠がなくなるため、東濃や飛騨地域の受験生が、進学校が集中する岐阜学区の高校を受験することも可能となる。

 「選択肢が増えるのでありがたい。この説明会の後は、下宿の相場を調べに行きたい」と前向きなのは、岐阜高を志望するか検討中という飛騨学区の娘を持つ40代父親。進学校が集中する岐阜学区では岐阜高などの競争率が上がる可能性もあるが、「会場の駐車場を見る限り、飛騨ナンバーは少ない。通学距離もあり、大きく競争率が変わることはないだろう」と予測した。

 揖斐郡大野町の40代母親も「岐阜学区の学校に幅広い地域の生徒が進学すると、多様性が出る。交流や刺激になるはず」と前向き。岐阜市の40代父親は「行政は下宿生への経済的な支援を考えていいのでは」と話した。

 一方、競争の激化への不安を話す保護者も少なくなかった。関市の40代母親は「新制度の初年度なので、予想がつかない。中学校からの説明は少なく、塾からの方が手厚い。競争率がどう変わりそうなのか、もっと説明してほしい」と望んだ。岐阜市の40代母親は「中学校の先生も見通しが立っていない様子で、余計と不安になる」と明かした。

 説明会は普通科高校の魅力を発信しようと制度改変が決まる前から6校が独自に企画。岐阜北高の高木俊明校長が岐阜市の県立高の特色を語り、各校の入試担当者らは自校の特長や校風を説明した。