若者に歌舞伎浸透を 中村獅童さん講演 − 岐阜新聞 Web
若者に歌舞伎浸透を 中村獅童さん講演
2017年09月21日07:53
写真:若者に歌舞伎浸透を 中村獅童さん講演
歌舞伎界で新境地に挑み続ける思いを語る中村獅童さん=岐阜市長良福光、長良川国際会議場

 岐阜新聞・ぎふチャンレディースプラザ「せぴあ倶楽部」の本年度第4回文化講演会が20日、岐阜市長良福光の長良川国際会議場で開かれた。歌舞伎役者で俳優の中村獅童さん(45)がトークショーで、新境地に挑み続ける思いを語った。

 祖父三代目中村時蔵さん、叔父萬屋錦之介さんらを輩出する名門の出で、8歳で初舞台を踏んだ。映画やテレビドラマなどでも広く活躍している。

 父は早くに歌舞伎役者を辞めたため、後ろ盾があったわけではなく20代になっても良い役が付かなかったが、「いつかは主役をやりたいという夢は捨てなかった」と振り返り、「現代では夢という言葉は死語かもしれないが、お客さんに夢を与える役者として、常に夢や希望を持っていたい。人生は諦めたらそこで終わり」と信条を語った。

 近年は、以前から温めていた絵本「あらしのよるに」の歌舞伎化を実現し、バーチャル歌手「初音ミク」と共演した「超歌舞伎」を成功させるなど、歌舞伎界に新しい風を吹き込んでいる獅童さん。「若者に歌舞伎を浸透させたい。それが自分の使命だと思っている。これからも古典を守りつつ、新たなチャレンジを続け、獅童ならではの歌舞伎を追求していきたい」と意気込んだ。

 プライベートの過ごし方に触れ、妻沙織さんの実家が各務原市にあることから「巡業中には近くの池の周りで飼い犬の散歩をしている」とも打ち明け、来場者を沸かせていた。

 協賛企業はサンメッセ、日通旅行、岐阜都ホテル、キリンビール。