海なし岐阜県でエビ養殖成功 瑞浪の農業生産法人 − 岐阜新聞 Web
海なし岐阜県でエビ養殖成功 瑞浪の農業生産法人
2017年09月21日08:36
写真:海なし岐阜県でエビ養殖成功 瑞浪の農業生産法人
養殖したバナメイエビ=20日午前、瑞浪市明世町戸狩、ハイランドファーム東濃・瑞浪第一プラント

 岐阜県瑞浪市土岐町の農業生産法人「ハイランドファーム東濃」が、同市内の養殖場でバナメイエビの陸上養殖に成功し、試験出荷を始めた。バナメイエビの陸上養殖は国内2例目だが、海なし県では初。

 同社は水がきれいな県内でバナメイエビを養殖しようと考え、3年ほど前に国から水産を含めた6次産業認定を受けた。

 養殖場は同市明世町戸狩のコイの養殖場を改修。地元の水源から引いた水を循環ろ過して水槽で利用するシステムで、稚エビはタイから輸入。4〜5段階の水槽を経て3カ月ほど育てると15〜20センチに成長する。化学物質を使わず完全殺菌状態で育成。加熱しなくてもおいしく食べられる。

 「岐阜県産 きよら美濃エビ」のブランド名で17日、スーパー「ヤマナカ」(名古屋市)の県内外5店で約4キロを試験販売した。解凍エビの倍近い値段だが、ほぼ完売した。10月末にはヤマナカの複数店舗へ月5トン程度の出荷を目指す。

 20日に行われた報告会で、齋場直樹社長は「餌や水質の管理に苦労したが、食卓で気楽にエビを食べてもらえれば」と語った。