県内、自民が優位維持 衆院選終盤情勢 − 岐阜新聞 Web
県内、自民が優位維持 衆院選終盤情勢
2017年10月18日08:54

 安倍政権の継続の是非が問われる衆院選。県内五つの小選挙区に15人、比例代表東海ブロックの単独候補に県関係5人がそれぞれ立候補し、22日の投開票に向けて激しい舌戦を展開している。岐阜新聞社は17日までの3日間、小選挙区や比例代表の終盤情勢を探るため、世論調査を実施。これまでの取材を加味し、情勢を分析した。小選挙区は、自民が序盤情勢からの勢いを持続させ、全ての小選挙区で議席をうかがう。希望は岐阜4区で激しく追い上げ、議席獲得を目指す。ただ、小選挙区での投票先未定は38・4%で、情勢が変わる可能性もある。(文中敬称略)

 【1区】 現職閣僚で自民前職の野田聖子が、民進系無所属新人の吉田里江を大きく引き離す。

 野田は、自民、公明支持層の9割超を固めたほか、全年代から幅広く支持を集め、盤石の戦い。希望支持層の約6割、支持政党を持たない層も約5割を取り込む。

 吉田は、連合岐阜の支援を受け、民進と立憲民主の支持層の約9割をまとめた。共産支持層にも浸透し、懸命に追う。

 無所属新人の服部泰輔、諸派新人の野原典子は支持を訴える。

 【2区】 8選を目指す自民前職の棚橋泰文が厚い支持基盤を背景に大きくリード。共産新人の森桜房義は支持拡大に懸命。

 棚橋は自民、公明支持層の9割以上、希望支持層の約8割を固める。支持政党を持たない層にも浸透する。

 森桜は共産支持層の約9割を固め、立憲民主支持層の6割近くも取り込む。

 【3区】 4選を目指す自民前職の武藤容治が安定。希望元職の阪口直人、共産新人の井上諭が懸命に追う。

 武藤は、自民支持層の約9割、公明支持層の8割以上を固め、希望支持層の約4割も取り込む。阪口は、希望支持層への浸透が約5割にとどまり、最終盤の追い上げに懸ける。井上は、共産支持層に浸透するほか、立憲民主支持層の約4割も取り込む。

 【4区】 前職で父親の地盤を引き継いだ自民新人の金子俊平がやや先行。希望前職の今井雅人が激しく追い上げる。

 後援会組織を支えに金子が自民支持層の8割強、公明支持層の6割以上を固め、幅広い年代に浸透している。

 今井は希望支持層の8割、立憲民主支持層の5割以上から支持を集め、共産支持層や支持政党を持たない層にも広がりを見せる。

 共産新人の籠山恵美子は支持拡大に力を注ぐ。

 【5区】 10選を目指す自民前職の古屋圭司が大きくリードし、2012、14年の衆院選で敗れ、返り咲きを狙う希望元職の阿知波吉信が必死に追う。

 古屋は自民支持層の約9割を固め、公明支持層の約6割を取り込んだ。民進支持層にも一定の浸透を見せる。阿知波は希望支持層の約7割、立憲民主支持層の8割強をまとめ、民進支持層の5割以上を固めた。

 共産新人の小関祥子は共産支持層を固め、比例票の上積みを図っている。

 【比例】 比例代表の投票先は自民の32・9%がトップで大きくリード。希望16・2%、立憲民主11・9%、公明7・6%、共産3・5%、日本維新の会3・2%、社民0・6%と続いた。分からない・無回答は2割強あった。

 比例代表東海ブロックの県関係の単独候補は、政党届け出順に、共産5位(名簿順位)の山越徹、諸派(幸福実現党)3位の加納有輝彦、自民33位の藤井孝男、同35位の西田和伸、公明4位の井筒伸幸の計5人。