川辺町の「鬼伝説」 児童が考えた物語を絵本に − 岐阜新聞 Web
川辺町の「鬼伝説」 児童が考えた物語を絵本に
2017年10月19日11:41
写真:川辺町の「鬼伝説」 児童が考えた物語を絵本に
川辺町鹿塩地区の鬼伝説にちなんだ物語を考えた玉田こころさんと佐橋那海さん(前列右から)=美濃加茂市役所

 岐阜県川辺町鹿塩地区に伝わる「鬼伝説」にちなんだ物語を、子どもたちに考えてもらい絵本にする地域おこしプロジェクトが進んでいる。絵本になる候補作品を考えた小学生2人と企画したNPO法人「ギンブナの会」の関係者が美濃加茂市役所を訪れ、出版への資金協力などを呼び掛けた。12月の出版を目指し、可茂地区の全小中学校、高校に寄贈する予定。

 同地区と同市の境には、鬼が住んでいたとされる「鬼飛山」があり、周辺には鬼が積み上げた奇石「重ね岩」や、金棒を引きずった跡にできた「鬼淵」など、鬼にまつわる遺跡が点在。町内に「木知洞(きじぼら)」や「犬塚」、「猿が鼻」といった桃太郎伝説の動物にちなんだ場所もあるという。

 同会は今年3月まで、鬼伝説を題材にした物語を可茂地区の小中高生から募集。山手小学校3年の玉田こころさん(9)=美濃加茂市中部台=と土田小学校6年の佐橋那海さん(11)=可児市土田=、美濃加茂市の高校生ら2人の共同作品の計3作品を出版候補とした。

 玉田さんと佐橋さんは、同市役所で藤井浩人市長に物語づくりや絵で苦労した点などを語った。藤井市長は「夢の実現に向け多くの人に応援してもらい、絵本という形になることを期待したい」とエールを送った。

 同会は11月29日まで50万円を目標にインターネットを使った資金集め(クラウドファンディング)を実施中。同会の矢田宗雄代表は「出版への思いは必ず実現するということを伝えたい」と出資を呼び掛けた。問い合わせは同会、電話0574(53)4721。