奥飛騨の源泉熱利用 バイナリー発電所完成 − 岐阜新聞 Web
奥飛騨の源泉熱利用 バイナリー発電所完成
2017年11月07日08:52
写真:奥飛騨の源泉熱利用 バイナリー発電所完成
奥飛騨第1バイナリー発電所の完成起動式で起動ボタンを押す出席者=高山市奥飛騨温泉郷一重ケ根

 奥飛騨宝温泉協同組合(岐阜県高山市)と洸陽(こうよう)電機(神戸市)が高山市奥飛騨温泉郷一重ケ根に建設していた奥飛騨第1バイナリー発電所が完成し、6日に完成起動式が行われた。

 バイナリー発電所は昨年掘削した同組合の3号泉の源泉を利用。湧き出た高温の源泉の熱で沸点の低い作動媒体を蒸発させ、その蒸気でタービンを回して発電する。1時間当たり約50キロワットを発電、年間約37万キロワット時の発電を見込む。全量を売電し、売電収入は約1500万円の予定。同組合は、売電収入により給湯料を値下げしたいとしている。

 式典では、同社の伊藤靖専務が「事業を未来に引き継げるようやっていく。地域発展に貢献したい」とあいさつし、出席者が起動ボタンを押した。同組合の田中君明代表理事は「温度低下を心配する声もあったが、説明会を開き全会一致で建設された」と話した。同組合など4団体と同社は昨年5月、奥飛騨自然エネルギー合同会社(高山市)を設立。来春の発電開始を目指し、一重ケ根地区に別のバイナリー発電所を建設している。