リハビリ装具 軽量化 県工業技術研などが開発 − 岐阜新聞 Web
リハビリ装具 軽量化 県工業技術研などが開発
2017年11月08日08:55
写真:リハビリ装具 軽量化 県工業技術研などが開発
県工業技術研究所などが開発したリハビリ用の下肢装具(右)。従来の下肢装具(左)に比べ、6割の軽量化に成功した=岐阜県庁

 岐阜県工業技術研究所は、岐阜大医学部や福祉機器メーカーと連携し、炭素繊維などの素材を使った軽量のリハビリ用下肢装具を共同開発した。従来の装具に比べて60%の軽量化に成功した。

 共同研究は、県のヘルスケア機器開発プロジェクトの一環。同研究所と同大医学部リハビリテーション科、福祉機器メーカー「今仙技術研究所」(各務原市)、義肢装具製作会社「名光ブレース」(岐阜市)が研究に協力した。

 素材には、軽くて強度の高い炭素繊維強化熱可塑性プラスチック(CFRTP)を使用。従来品の重さは平均1.5キロだが、開発した装具は0.6キロまで軽量化した。販売価格も従来の平均22万円に比べ、半額程度に収まる見通し。

 昨秋から、体に半身まひの残る同科の患者48人が歩行の訓練で使用。同科医師の青木隆明准教授は「軽くて装着しやすいといった意見が多い」と語る。

 同研究所の千原健司専門研究員は「市販に向け、まずは使用の実績を重ねたい」と話している。