JR東海在来線全路線にタブレット端末 − 岐阜新聞 Web
JR東海在来線全路線にタブレット端末
2017年11月09日08:31
写真:JR東海在来線全路線にタブレット端末
シミュレーターにタブレット端末(右上)を据え、利用の訓練をする運転士(JR東海提供)

 JR東海は8日、在来線の運転士の業務を支援するためのタブレット端末の使用を本年度中に全12線区で開始する、と発表した。速度規制などの情報を端末に文字で一斉に伝えたり、衛星利用測位システム(GPS)機能を活用して徐行区間が近づくと表示や音で知らせたりすることが可能で、迅速な情報伝達によって運転の安全性を向上させる。28日から中央線など3線区で先行的に導入する。

 端末は938台導入し、初期投資は約7億円。12線区のうち県内は中央線、東海道線、高山線、太多線。

 端末はA4程度の大きさ。乗務する運転士に渡し、運転台に設置する。情報が入るとアラートが鳴り、運転士は駅などに停車した際に画面をタッチして詳しい内容を確認する。扱う情報は雨や風、踏切進入などに伴う運転規制のほか、到着番線や発車時刻の変更など。通信障害に備え、従来の無線による伝達も併用する。

 端末は大津波警報も自動受信する。GPS機能により現在地の津波避難マップと最寄りの高台などへの避難ルートを示し、乗客の避難誘導を速やかにできるようにする。

 現在、在来線の司令員から運転士への情報伝達は、無線を使って列車ごとに口頭で実施。運転士は聞き取った内容を帳票にメモして注意し、運転に反映させている。