高校生特製「味ご飯」 美濃焼の職人飯、商品化目指す − 岐阜新聞 Web
高校生特製「味ご飯」 美濃焼の職人飯、商品化目指す
2017年11月12日04:23
写真:高校生特製「味ご飯」 美濃焼の職人飯、商品化目指す
生徒が開発した2種類の味ご飯の試食品を手にする生徒会長の高橋英里さん=土岐市下石町、土岐紅陵高校

 美濃焼の一大産地岐阜県土岐市のソウルフード「味ご飯」。同市下石町の土岐紅陵高校では、今年7月から、下石町のまちづくりや活性化に貢献しようと同校オリジナルの味ご飯の開発を進めている。現在、土岐市や同校にちなんだ2種類の味ご飯を開発し、将来的な販売を視野に、味の改良に取り組んでいる。

 一日中、まきをくべ続ける職人たちが素早く栄養を取れるようにと、同市内の各窯元では味ご飯が長年作られてきた。下石陶磁器工業協同組合(同所)では具材を入れた味ご飯セットを商品化するなど、町のPRにも活用されている。

 今年6月に同校で、同組合の伊藤克紀理事長が、味ご飯の販売までの過程をテーマに講演。生徒会役員を中心に、自分たちも味ご飯を作ることで地元のまちづくりに携わりたいとの声が上がり、同校での開発が始まった。

 全校生徒から味ご飯に取り入れる具材を募集し意見を参考に、同市の姉妹都市の静岡県焼津市の特産品桜エビを使った「桜えび風味」と、同校選択科目のハングル講座にちなみ、キムチなどを入れた「韓国風」の2種類の試作品を開発した。

 先月28日に下石町一帯で開かれた「第21回下石どえらぁええ陶器祭り」と、今月1、2日に同校で行われた文化祭「紅陵祭」で、試食会を実施し、2種類の味ご飯を提供。アンケートを行ったところ、試食した来場者や生徒の声はおおむね好評で、「もう少し味が濃くても良い」「具材を大きくした方が食べ応えがある」といった意見も寄せられた。

 同校によると、商品化の時期は特に定めておらず、生徒のペースに合わせるといい、今後、寄せられた意見を基に、味の改良につなげていく。生徒会長の2年高橋英里さん(17)は「今はどちらの味も80〜90点ぐらいで、もう少し何かが必要」と話し、「地元の人たちと協力し、この町の新たな魅力を作れるような味ご飯を目指していきたい」と意気込みを語った。