中津川の白骨、通報者を詐欺疑いで逮捕へ − 岐阜新聞 Web
中津川の白骨、通報者を詐欺疑いで逮捕へ
2017年11月15日09:12

◆遺体男性名義で口座開設

 岐阜県中津川市で昨年11月、廃屋の押し入れの中の布団袋から白骨化した男性の遺体が見つかった事件に絡み、男性になりすまして口座を開設したとして、県警が15日にも、遺体発見を通報した下呂市出身の男(50)=別の事件で服役中=を詐欺の疑いで逮捕する方針を固めたことが14日、捜査関係者への取材で分かった。関係者によると、2人は自殺サイトを通じて知り合った可能性がある。県警は、男が男性の死亡した経緯を知っているとみて事情を聴く方針。

 関係者によると、遺体で見つかったのは東京都のタクシー運転手。男は男性になりすまし、金融機関から通帳やキャッシュカードをだまし取った疑いが持たれている。

 男が遺体発見を通報したのは昨年11月9日。「中津川市付知町の廃屋で、約1年前に死体らしきものを見た」と中津川署付知交番に届け出た。署員が翌10日、廃屋の押し入れで、一部白骨化した遺体を見つけた。県警が捜査を続けている。

 男は当初、遺体を発見した経緯について中津川署に事情を聴かれ「遺体が誰なのかは分からない」と説明していた。発見の経緯や1年後に届け出た点など不可解な点が多いことから、県警は詳しく事情を聴く方針だ。

 男は昨年4月、正当な理由なく、他人名義の通帳やキャッシュカードを譲り受けるなどしたとして、犯罪収益移転防止法違反の疑いで愛知県警に逮捕され、名古屋地裁は懲役1年の判決を言い渡した。遺体発見を通報した時期は保釈中で、名古屋市に住んでいた。